飲食業の行く先をつくる人たち
飲食店はとにかく忙しい。
だから少しでも負担を減らしたい。
飲食店が開業するにあたって、posシステム(売上をデータで管理するシステム)やモバイルオーダーなどのサービスを導入した場合、最初に契約した会社から、途中で他社のサービスに切り替える確率はわずか1%と言われています。そのため、システム会社にとっては自社の商品やサービスが使われるようにするには、開業前にご契約いただくことが一番です。飲食店ドットコムでは開業支援を行っているため、店をオープンする前のユーザーも集まってきます。そういった会員をターゲットに、メールやバナー、タイアップの記事等で商品をPRできるのが、僕が所属する「マーケティング@飲食店.com」の特徴です。飲食店はいざ開業してしまうと、そこで働く方々は、日々本当に忙しい。特に店長さんは、仕込みから営業、片付けまでをこなし、さらに経営の仕事もされています。そういった数多くの飲食店に、少しでもラクになれるサービスを伝え、支えていけることが今の仕事のやりがいです。もちろん、チームリーダーとしてメンバーの成長を見られるのも仕事の楽しさのひとつ。メンバーが過去最高の売り上げを立ててMVPに選ばれたときは、本人以上に喜びを感じました。
僕の部署は、
伸びしろしかありません。
最近では、キッチンカーを使用した試食サービスの提供も始まりました。というのも、新型コロナウイルスが流行し、スーパー等での試食ができなくなったため、新商品が売れにくくなるという問題がおきていたんです。そこで商品への理解と認知を広めるために生まれたのが、キッチンカーを使った試食イベントを行うサービスでした。さまざまな会社さんに営業をする中で、半年経ってようやく1社目が決定。初の試みで、社内に知見を持つ人はいませんでしたが、自分で何から何まで調べながらまずひとつ実績を作ることができました。この経験は、自分の中で強く印象に残っています。僕の部署はまだまだ成長途中で、売り上げを安定させるのもこれから。逆に言えば、さまざまなチャンスが眠っているとも言えます。企業の中にぐっと入り込むことで、より広い価値貢献ができるはず。いかに踏み込めるかが、これからの成長ポイントだと思っています。僕たちの仕事は、たどっていけば第一次産業にまで影響を与えられます。メーカーさんの売り上げが上がれば、原料を提供する農家さんも救うことができます。食にまつわる業界全体を活性化させる力が、シンクロ・フードにはあると思っています。