飲食業の行く先をつくる人たち
これ以上ないくらい、
意見を言える環境です。
前職では、株式や不動産の投資事業を行う会社から仕事を請け負い、システム開発をしていました。いわゆる、システムインテグレーターです。業界ではよくあることなのですが、働いているうちに私も例に漏れず、より自分の意見を反映しやすい自社サービスの開発がしたいと思うようになりました。同時に、日々の生活にもっと身近なものを題材にしたサービスに関わりたい気持ちも芽生えました。求人サイトでシンクロ・フードを見つけた時、飲食店をさまざまな切り口から支援するビジネスモデルは、めずらしい存在だと感じましたね。飲食という日常生活に欠かせないテーマを扱っていたことも入社の決め手でした。シンクロで働き始めてからは、自分の意見をどんどん発言できています。例えば、当時問題となっていた飲食店の無断キャンセルを減らすため、飲食店の予約をSMSでリマインドするサービスを提案した時は、実際に採用され、「予約お知らせ君」としてリリースされました。現在は終了してしまったサービスですが、自社サービスだからこそのフットワークの軽さを感じる印象深い出来事です。
飲食店への情熱が
ときに想像もしないパワーを生む。
私がメインで開発した中で、強く印象に残っているのは、テイクアウト支援のサービスです。新型コロナウイルスの影響により、緊急事態宣言が発令された2020年4月。外出が制限される中で、大打撃を受ける飲食店さんを目の当たりにしました。なんとか力になりたい。社内での話し合いの結果、テイクアウトを支援する新たなサービスを作ることになりました。店舗の説明や、料理の写真を登録するだけで、テイクアウトメニューのページを作成でき、SNSを通してシェアできるので、パソコンが苦手な方でも簡単に導入できるサービスでした。飲食店さんが置かれている状況は1秒を争う。一刻も早くサービスを届けたいという熱い気持ちから、「2週間後にリリースしよう!」と決まりました。普通に考えればあり得ないスケジュールです。でもあの時はメンバーが一致団結して走り抜けましたね。SNSで実際に使用されているのを見た時は、コロナ禍という絶望的な状況でも、飲食業界のために貢献できているんだなと、感慨深かったです。この会社には、底知れぬ実現力がある。だからこそ、これからも新しいサービスを発信し続けた先に、より良い飲食業界のあり方を実現できる、そんな気がしています。