飲食業の行く先をつくる人たち
小手先の支援ではなく
もっと幅広く飲食店に関わりたい。
前職では、グルメ情報サイトの営業を通して、飲食店の集客を支援していました。例えば、飲食店さんから「ちょっと贅沢なデートの時に使ってもらいたい」と相談を受ければ、新しくデート向けコースを作りましょうと提案し、店舗の紹介ページの見出しや写真もイメージに合わせて選定。うまくターゲットにマッチしてお客さんが増えたときはハッピーでした。ただ一方で、限界も感じていました。人手不足による運営課題を感じ、グルメ情報サイトの中でしか飲食店に貢献できないことがだんだん窮屈になりました。もっと色々なやり方で飲食店を支援するために、シンクロ・フードの子会社であるwitへ入社。その後、正式にシンクロ・フードに加わりました。現在は営業企画として、担当の営業部署の売り上げを最短で伸ばすための戦略を練るのが主な仕事です。目標達成のために部署として少しエンジンをかけた方がいいなと思ったら、キャンペーンを企画して営業の皆さんのモチベーションを高める。営業のスキルが足りないなと感じれば、研修制度を作る。営業の時は自分の担当顧客に携わるだけだったのが、今はより多くの顧客に関わることができています。影響範囲が広がっているなと実感できるのが、仕事のやりがいですね。
「これならいける!」と
営業の方に思ってもらえる戦略を立てる。
「営業企画」と言葉で言うのは簡単だけど、すごく難しいなと思っています。自分が立てた営業戦略は、責任を持って営業の皆さんに伝えなければなりません。なんとなく、「えい!」と置いた数字ではもちろんダメ。顧客データや案件の進捗などを複合的に見て、どこを改善すれば売上が上がるのか仮説を立て、戦略を考える。営業の方々に、「よし、この戦略なら目標達成できるかも、頑張ろう!」と納得してもらえるよう、ロジックを丁寧に説明するようにしています。今後、飲食業界の価値がもっと高まることが、願いでもあり将来の目標でもあります。飲食店は利益率1ケタの店舗もあり、店舗を存続させること自体が難しい世界なんです。物価が向上している今、フードコストを抑えるのも限界がきている。飲食業界そのものの価値を向上させ、単価を上げることができれば、利益も必然的に上がってきます。人生の大事なシーンには飲食店があって、人々の生活になくてはならない存在。そこで働く人も元気に幸せに過ごしてほしいと思います。