飲食業の行く先をつくる人たち
私の仕事は、
飲食店の人たちのためにある。
入社して1年間は、求人飲食店ドットコムの営業を担当していました。今でも忘れられないのは、一番お世話になっていた担当者からの一通のメール。「飲食業界の経済問題はとても深刻で、一朝一夕で解消できるようなものではありません。でも、飲食店ドットコムのように、私たち飲食店に救いの手を差し伸べてくれるサービスには、これからも頼っていきたい。どうか今後の私たちの未来に、一役買ってください」と。飲食業界が大変だということは頭ではわかっていたつもりでした。でも実際に、親しい人からリアルな声を聞いたことで、飲食店が直面する課題の重みを、身をもって感じられるようになったんです。この時の経験は、Webディレクターになってお客さんとの接点が減った今も、とても活きているなと感じます。自分が作る商品の先には、必ず飲食店の方々がいて、そうした方々を少しでも楽にするためにある。実際に会って話を聞いた経験があるからこそ、明確な目的意識を持って仕事ができているなと感じています。
課題の解決方法に正解なんてない。
調べて、疑って、考え続ける。
求人飲食店ドットコムの新しい応募システムをリリースした日のことは、印象深い1日として記憶に残っています。コロナを経て、飲食店の採用市場は「数」から「質」へと需要が変わっていきました。一年ほど試行錯誤を重ねる中で目指したのは、求人応募の段階でプロフィールの記入率を上げること。応募のハードルが上がるため、数は減るけれど、経歴がきちんと記されることで応募者の特徴を浮き彫りにできる。つまり数と質のトレードオフができると考えたんです。実際、この戦略は大成功。求職者の方々も自身の経歴をアピールしやすくなり、飲食店も質の高い人を選ぶことができるようになったとお聞きしています。まさに課題をうまく解決につなげられた経験で、嬉しい瞬間でした。とはいっても、解決方法に正解なんてない。うまくいくこともあるし、失敗することもある。だから些細なことでも調べて、疑って、考える癖がつきました。現在関わっているインテリアデザインは、まだまだ小さなサービス。でもインテリアに関わるデザイナーの求人領域となると、実はまだ競合がいないので、可能性は無限大です。インテリアデザインを始め、飲食を起点にしたより広いサービスを、今後はどんどん増やしていきたいです。